直腸性便秘
便秘の種類を理解することで、適切な対策を練ることができます。便秘のタイプによっても、行うべき対策は異なってくるんですよ。たとえば、直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)の場合は、排便のチャンスを逃さないことが何より大切です。トイレに行きたいと思ったら、仕事中でも電話中でも、とにかく中断すべきです。というのは、直腸性便秘は直腸の働きが鈍くなっていて、排便のタイミングがつかみにくいという特徴があるからです。
直腸性便秘は、普段からトイレに行きにくい方がなりやすい便秘です。動物とは異なり、人間は他のことを優先して、排便を我慢してしまうことがよくあります。たまにならいいのですが、排便を我慢するのが当たり前の状態になってしまうと、直腸が上手く働かなくなります。そのため、便が直腸にたまっているのにもかかわらず、排便の欲求が起こらなくなるのです。いざ排便しても、便が固くなっているのでかなり大変です。
直腸性便秘を改善しようとして、下剤を使うのは逆効果です。なぜなら、下剤は強制的に排便させるため、腸にかなりの負担となるからです。直腸の働きが鈍くなっているのに、下剤を使ってしまえばますます働きがおかしくなります。直腸の正常な働きを取り戻すためには、まずは排便しやすい環境を整えることです。排便サインを見逃さず、定期的にトイレに行くように心がけましょう。また、食物繊維や水分を積極的に摂取して、自然に排便しやすい状態を作りましょう。


